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アダルトチルドレン(アダルトチャイルド)

アダルトチルドレンとは、機能不全家族(親からの虐待、アルコール依存症の親がいる家庭、家庭問題を持つ家族の下 等)で育ったことが原因で、本来得られるべき愛情や精神的、物質的サポートを十分に得ることができないまま成育して、成人後も社会的に大人として生きている現実に生きづらさをおぼえ、社会生活や人間関係の構築に、深刻な影響を及ぼしている人たちのことをいいます。

アダルトチルドレン(Adult Children)は複数形、アダルトチャイルド(Adult Child)は単数形として表現されます。
意味は同じですが日本ではアダルトチルドレンと呼ばれることが多いようです。
これらを略して「AC(エーシー)」と表現することもあります。

語源は、1970年代アメリカで、アルコール依存症の親で育った、成人した人たちを援助していた社会福祉ケースワーカーの現場の人たちが、自分達の経験から得た知識により作り出した造語です。
その後、アメリカのソーシャルワーカーだったクラウディア・ブラックが、単にアルコール依存症の親の元で育った子どもだけでなく、機能不全家庭で育つ子どもにも同じ特徴的な行動、思考、認知を持つと提唱し、現在最も広く支持されている定義となっています。


13の特徴
 1.つねに何が正常かを推測していて、正しいと思われることを疑う。
 2.最初から最後までひとつのことをやり遂げることが困難である。
 3.本当のことを言えるときでも嘘をつく。
 4.情け容赦なく自分を批判する。
 5.楽しむことができない。
 6.自分の事を深刻に考えすぎる。
 7.他人と親密な関係を持つことが大変難しい。
 8.自分が変化をコントロールできないと過剰反応する。
 9.他人からの承認や称賛を常に求める。
10.自分は他人とは違うと感じている。
11.過剰に責任をとりすぎるか、無責任かのどちらかである。
12.無価値なものとわかっていても過剰に忠誠心を持ち続ける。
13.衝動的である。他の行動も可能である場合でもお決まりの行動をする。

いくつ以上あてはまればアダルトチルドレンであるという基準があるわけではありませんが、2つ以上あれば、自分をアダルトチルドレンと認識したほうが生き方の解決が見つかるという意味で良いとされているようです。

家庭内の役割
ヒーロー
勉強やスポーツなど、家庭の外で好成績を上げてや世間の評価を得ることで、家族の期待に応えようとする子ども。
クラウン
家族の中でおもしろく(ひょうきんに)振る舞い、家族間の摩擦や葛藤を減少させようとする子ども。
通称:マスコット。
プラケーター
家族の仲介役をしたり、慰めたりして問題を解消しようとする子ども。家庭内の小さなカウンセラー。
通称:なだめ役
スケープゴート
非行などの問題を起こして自らが問題者となり、家族の問題を子どもの問題へと転換させようとする子ども。
通称:犠牲者
ロスト・ワン
あたかも存在しないかのように振る舞い、目立たないことによって注意を引いたり、傷つくことを回避しようとする子ども。
イネイブラー
家族の中で親役となり、母親に代わって幼い弟妹の面倒をみたり、ダメな父親にかわって母親のケアをするなど、世話を焼かされている子ども。
通称:世話役

これらは思春期までの役割であり、ひとつだけ担うこともあれば、複数を担うこともあります。

家族のルール
否認
親がアルコール依存症であっても、ただの酒好きだと、問題を認めなかったり、親の深酒を見なかったことにすることなど、家族には何も問題がない装うことで、自分の中から湧き上がる感情も否認してしまう。
硬直化
家族は親がいつ暴れたり、暴言を吐いたり、暴力を振るわれるか分からず、予測不能な状態が続く場合、心は閉ざされ、神経は張り詰め、構えて過ごすことになる。
沈黙
家庭内で起こった悪い出来事や問題は家族外だけではなく、家族間でも話さないようになる。
孤立
他の人に問題を知られないように、近所や周辺の人と交わらないようになる。

見捨てられ体験
物質的見捨てられ
・適切な監督(見守り)がされていない
・十分な栄養や食事、衣服、住居、保護が与えられていない
・身体的/性的虐待

情緒的見捨てられ
1.・親が子どものニーズや欲求に無関心
  ・親に情緒的余裕がない
  ・子どもが必要としている支えや愛がない
2.・間違いを犯すことをゆるされない
  ・自分の感情(感じ方)を否定される
  ・自分のニーズより他の人のニーズが優先される
  ・成功しても認められない

その他の見捨てられ行為
・親の期待に応えられない
・他の人の行動や感情の責任をとらされる
・ひとつの失敗に対して全存在や全人格を否定される

恥と恐れ
下記のように親が子どもとのゆがんだ境界線を持っていると、子どもは見捨てられたと感じます。

・子どもは自分とは明確な境界を画す別個の存在である、と親が考えていない。
・親が子どもに自分の延長であることを求め、自分の夢を果たしてくれることを期待している。
・親が自分の感情、思考、行動の責任をとろうとせず、子どもが自分に代わって責任を取ってくれることを期待している。
・親の自尊心が子どもの行動から引き出されている。また親のニーズが子どものニーズに優先する。
・親子の区別が無く、親と対等な仲間のように扱われる。

親が子どもの境界を尊重せず、境界を侵犯すると、親は子どもを人間として尊重していないというメッセージを与えることになります。
このようなメッセージは、他の人に役立つためには自分自身をあきらめなければならないと暗に言っているのです。
その結果「自分には価値が無い」という信念が内在化していきます。

見捨てられ体験 + ゆがんだ/あいまいな境界 = 恥と恐れ

アダルトチルドレンから脱出できます

アダルトチルドレンであることで様々な生きづらさや辛い体験を抱えていたかもしれません。
あなたでないあなたのまま人生を過ごし続けるその一生には果たして意味あるのでしょうか。
何かに怯え変化もできない、そのような限られた環境で生き続けることしか出来ないのでしょうか。
そのようなことはありません。
そのしがらみから自由になることは可能です。
当ルームの心理カウンセリング、心理療法によりあなたの心に住み着く心のクセや執着を剥ぎ取ることが出来ます。

あなたらしく生きることは許された当然の権利です。
今の状況や年齢など関係はありません。
いつからでも始められます。
変われます。
もし、あなたがアダルトチルドレンではないかと思う節があるのであれば、是非今すぐご相談ください。


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