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機能不全家族

機能不全家族とは、家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家庭を指します。

怒りが爆発する、冷たい、性的・身体的・精神的虐待、比較される、批判される、期待が大きすぎる、お金・仕事・学歴だけが重要、世間の目だけを気にする、親が病気がち・留守がち、親子関係が反対、夫婦間が悪い、など、家族機能が健全に機能していない家庭内で育った子供は、機能不全な環境や考え方が当たり前であるかの様に認識して成長するケースが多く、また幼少期の重要な人格形成において愛情を得る機会が非常に乏しい事などにより、自己愛・自尊心、他者への共感、他者の苦しみに対する理解等に欠けた人間にもなりやすくなります。
結果「社会と健全な関係を築くことができない大人」になってしまいます。

機能不全家族となる要因としては、代表的なものとして、家族構成員のアルコール依存、虐待、共依存などが挙げられます。
また、このような機能不全的な家庭となっている場合は、その家庭を構成する親、または祖父母などが、機能不全家族で育った経歴がある可能性も高いです。

機能不全家族において最も被害者となるのは、その家庭から脱出することができない子供で、生活能力に乏しいため、このような不幸な状況から逃れることができず、歪んだ思想・観念を全身に受けながら生活しなければなりません。
そして、子供としての時期に学ぶべき社会ルールや愛情を学ぶことができず、親や家庭に過大な気遣いをしながらの生活を余儀なくされ、歪んだ自動思考を身につけていきます。
周囲の児童が何故自由奔放に振る舞えるかが理解できず、他の児童の目から見れば非常におとなしかったり、他者とは異なる価値観や思考・行動パターンが原因でいじめの対象にもされやすくなります。
また、親から虐待を受けた子供は、生活力を身につけて家庭を出た後、年老いた親を殊更に冷遇したり、または暴力的支配におよんだりなどして、俗に言う「親への復讐」を始めるケースも見られます。

このような家庭の中で育った子供が、育った環境の不健全さに気づき、不健全な生活習慣から脱却するには莫大なエネルギーと努力が必要となります。
しかし、機能不全家族の一番の問題点としては、機能不全家族の中で育った子供が、育った環境の不健全さに気づかない場合に、自己の配偶者としても同様の歪んだ価値観をもったパートナーを選ぶ場合が多く、成人してからも同様に不遇な人生を選んでしまう場合が多々あります。
また、自らの機能不全家族の経験や、健全家族の経験の欠如から、世代間連鎖によって、新たな機能不全家族を生み出す場合も多くあります。

特徴
 1.身体的虐待、感情的虐待、性的虐待、無視、その他の虐待
 2.完璧主義
 3.融通性のない家族ルール、生活スタイル、信念システム
 4.「話すな」のルールと、家族の秘密を守ること
 5.自分の感情を見極めたり、表現したりする力のなさ
 6.家族の他のメンバーを介してのコミュニケーション
 7.2重メッセージ、2重拘束
 8.遊んだり、楽しんだり、自然に振舞うことのできなさ
 9.不適切な行動や痛みに対する耐性がありすぎること
10.境界が不鮮明な網状家族

主な原因
・不登校
・ひきこもり
・アルコール依存症
・ギャンブル依存症
・薬物依存症
・親からの見捨てられ行為(ネグレクト)
・精神的な虐待
・肉体的な虐待
・性的な虐待
・過干渉
・過保護
・家庭内の暴力
・病気(難病 等)
・望まれない出生
・不遇な里子体験
・放任
・精神疾患(うつ病、不安障害、パーソナリティ障害 等)
・犯罪行為
・自傷行為
・完璧主義
・育児
・共働き
・夫婦不和
・嫁姑
・介護
・相続
・いじめ
・受験
・就職
・借金
・生活苦
・身体障害
・浮気
・結婚
・しつけ
・教育方針
・失業
・倒産
など


機能不全家族からの回復・脱出をしましょう

機能不全家族こそが親子問題の原因といっても大げさではないでしょう。
機能不全な家庭では健全な心は育ちにくいのです。
なぜなら、当人たちが自覚することなく様々なところで障害が発生するからです。
自覚が無いため、自分たちの家族は何か変だと思っても、何をどうすればよいのかが見えない、分からないまま事態は悪化していきます。
そして、気がつけば社会より逸脱してしまい、社会復帰に大きな時間と労力が必要になってしまいます。
そこまでならなくても人生に対して何かしらの不満や生きづらさを感じてしまうのです。

いっけんすると回復・脱出は難しいように思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。
どこからでも変わることはできます。
そのためには強い決意のもと、心理カウンセリングや心理療法を受ければ、それがきっかけとなって新しいスタートをきることができるはずです。

もしかしたら自分の家庭は機能不全なのではないかという疑問にも応えることができます。
ひとりで悩まず是非今すぐご相談ください。


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